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在庫は時期によりまして 変動することがございます |
書籍情報
量子力学をベースにした基礎研究と磁性材料の応用開発研究が活発に続けられる中,本書は,「何に使うか」を視野に入れつつ,「何故か」を問う基礎と応用のバランスの取れた良質のテキストである. |
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材料学シリーズ:堂山昌男・小川恵一・北田正弘 監修 |
磁性入門
スピンから磁石まで
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A5/236頁 定価(本体3800円+税) 978-4-7536-5630-1
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志賀正幸(理学博士) 著 |
目 次 |
1. 序 論 強磁性体/磁性体に関する諸量と単位系/磁気モーメントに作用する力/磁気モーメントの測定法/磁場の測定法/強磁性体の基本的性質/ミクロに見たいろいろな磁性体 2. 原子の磁気モーメント 磁気モーメントの素因/角運動量の量子力学とベクトルモデル/鉄属遷移金属イオンの電子構造と磁気モーメント 3. イオン性結晶の常磁性 常磁性体の帯磁率(キュリーの法則)/結晶の常磁性 4. 強磁性(局在モーメントモデル) 原子間交換相互作用(強磁性の原因?)/磁化の温度依存性とキュリー温度/磁性体の熱力学 5. 反強磁性とフェリ磁性 反強磁性/フェリ磁性 6. 金属の磁性 金属電子論のおさらい/電子間相互作用を考えない場合の磁性(パウリ常磁性)/電子間の相互作用(交換相互作用)/自由電子の交換エネルギー/分子場モデルによる遍歴電子の強磁性(ストーナーの理論)/3d遷移金属の強磁性/遍歴電子モデルと局在モーメントモデル 7. いろいろな磁性体 ヘリカル磁性体とRKKY相互作用/スピン密度波とCrの磁性/寄生強磁性(キャント磁性)/メタ磁性/スピングラス/フラストレート系/微視的測定法 8. 磁気異方性と磁歪 磁気異方性/磁歪/磁気体積効果とインバー効果 9. 磁区の形成と磁区構造 静磁エネルギーと磁区の形成/磁区構造を決める要因/磁区の形状と大きさ(理想試料の場合)/実際の磁区構造/磁区の観察 10. 磁化過程と強磁性体の使い方 鉄単結晶の磁化過程/不純物を含む強磁性体の磁化過程/ヒステリシス曲線/保磁力の起因/強磁性体を使用するに当たって留意すべきこと 11. 磁性の応用と磁性材料 軟磁性材料/永久磁石材料/磁気記録材料 12. 磁気の応用 磁化変化に伴う電気抵抗変化/光磁気ディスク/断熱消磁と磁気冷凍 付録A. 内殻電子の反磁性の古典電磁気学による導出 付録B. スピン波励起によるT3/2則の導出 付録C. 反強磁性の平行帯磁率の導出
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