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材料組織弾性学と組織形成






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書籍情報
マイクロメカニクスの応用である「フェーズフィールド微視的弾性論」.本書は,現実の材料設計に役立てる実用的な観点から,結晶の非等方性や弾性不均質性まで扱う解説書である.なお書名の「材料組織弾性学」は,材料組織内の弾性場をフェーズフィールド微視的弾性論に基づき解析する学問分野を意味している.
材料組織弾性学と組織形成
フェーズフィールド微視的弾性論の基礎と応用
A5/136頁 定価(本体3000円+税) 978-4-7536-5561-8
小山敏幸(博士(工学))/塚田祐貴(博士(工学)) 著
まえがき 著者略歴

目 次
第1章 はじめに
 1.1 本書で用いる変数一覧
 1.2 本書で扱う応用数学における各種関係式
  1.2.1 ガウスの発散定理
  1.2.2 フーリエ変換に関する関係式
 1.3 弾性論における各種関係式
  (微小歪理論に限定し有限変形は扱わない)
  1.3.1 歪と応力に関する基礎式
  1.3.2 力学的平衡方程式(応力のつり合い方程式)
  1.3.3 規約表現
  1.3.4 弾性率のまとめ
第2章 フェーズフィールド微視的弾性論の基礎
 2.1 計算対象の設定
 2.2 弾性場の計算式
 2.3 まとめ
第3章 非等方弾性体における楕円体析出相問題
 3.1 全歪のグリーン関数表記
 3.2 楕円体析出相の弾性場に関する基礎式
 3.3 弾性率が母相と析出相で異なる場合
 3.4 析出相の安定形状
第4章 任意形態の組織における弾性場問題―純膨張―
 4.1 組織の設定条件
 4.2 弾性場の計算式
 4.3 組織内の弾性場の計算
第5章 任意形態の組織における弾性場問題―せん断変形―
 5.1 組織の設定条件
 5.2 弾性場の計算式
 5.3 組織内の弾性場の計算
第6章 弾性率がフィールド変数の関数である場合
 ―弾性不均質問題―

 6.1 反復計算に基づく解析法
  6.1.1 変位場のフーリエ変換式の導出
  6.1.2 全歪変動量の導出
 6.2 発展方程式を用いる解析法
  6.2.1 関係式
  6.2.2 発展方程式を用いる解法
  6.2.3 数値計算例
第7章 弾性拘束下における組織形成
 ―Ni基超合金におけるγ′析出組織―

 7.1 計算方法
 7.2 計算条件
 7.3 シミュレーション結果
付録1 立方晶におけるΩijn)の計算/付録2 回転楕円体の形状関数/付録3 回転楕円体の表面積/付録4 転位の変位場



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