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書籍情報
セラミックスの脆性破壊についての考え方を解説する本書は，必要最小限の事項に絞って説明することで概念を理解しやすいよう工夫されている．セラミックスに携わる研究者，技術者の必携の書となる． |
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| セラミックス基礎講座9 |
セラミックスの破壊学
脆性破壊のメカニズムとその評価
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| A5／176頁 定価（本体3800円＋税） 978-4-7536-5314-0
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| 岡田 明（工学博士） 著 |
 目 次 |
1 応力とひずみ
応力の定義／応力成分／任意の面に働く応力／ひずみ
2 弾性変形
弾性率／ヤング率と剛性率の関係／平面応力と平面ひずみ
3 応力集中とき裂先端の応力
円孔による応力集中／楕円孔による応力集中／き裂先端の応力／セラミックス部品の設計と応力集中
4 欠陥と脆性破壊
理想的破壊強さ／き裂の伝播におけるエネルギー変化／き裂先端の曲率
5 脆性破壊の統計論
最弱リンクモデルとワイブル分布／寸法効果／混合ワイブル分布と競合リスクモデル／強度統計の限界
6 セラミックスの破壊強さ試験
曲げ試験／2軸曲げ試験／圧裂試験／圧環試験／引張り試験／圧縮試験／曲げ試験における応力解析
7 破壊力学の基本概念
き裂の力学と応力拡大係数／エネルギー解放率とコンプライアンス解析／エネルギー解放率と応力拡大係数の関係／応力拡大係数における形状因子／混合モード破壊のクライテリア
8 セラミックスの破壊じん性とR曲線
き裂が伝播する面と破壊じん性／局所残留応力と破壊じん性／き裂面の応力伝達と破壊じん性／破壊じん性とR曲線
9 ゆっくりとしたき裂の成長と遅れ破壊
静疲労現象／ゆっくりとしたき裂の伝播速度／寿命予測／静疲労試験／動疲労試験／保証試験／繰り返し疲労
10 破壊力学特性の評価
破壊じん性試験／R曲線と安定破壊／ゆっくりとしたき裂の成長速度／直線き裂入りの曲げ試験／半楕円き裂入りの曲げ試験／ダブルトーション法／シェブロンノッチ法／ダブルカンチレバービーム法
11 接触損傷
ビッカース圧子による接触／ビッカース圧子によるき裂発生／ビッカースき裂と破壊じん性／ヘルツ接触／セラミックスの研削加工／摩耗／粒子衝突とエロージョン
12 熱応力破壊
熱応力による破壊と損傷／熱衝撃試験
13 クリープラプチャー
物質の変形様式とクリープ／クリープの巨視的な特徴／クリープ変形の微視的な機構／クリープ損傷
補遺A 弾性解析の基礎
構成方程式／等方体／応力のつり合い方程式／適合方程式／応力関数
補遺B 安定破壊のエネルギー論
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