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書籍情報
精度が高い製品を製造するには「材料は生きもの」であるという認識をもち，これを制御する心得が必要である．本書は，材料関係および加工関係の技術者が共にゆがみと残留応力の由来を理解し，これを制御する技術を会得し，精度の高い製品を安価に製造する技術を確立するという目的のために書かれた． |
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残留応力とゆがみ
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| A5／224頁 定価（本体3800円＋税） 978-4-7536-5100-9
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| 須藤 一（工学博士） 著 |
 目 次 |
1章 材料の異方性と不均一性
結晶体と非晶質／結晶異方性／多結晶体と集合組織／凝固偏析に基づく異方性／鉄鋼の組織と状態図／材料におけるその他の不均一性
2章 ひずみおよび応力の測定法
微小ひずみの測定法／光弾性材料によるモデル実験／光弾性皮膜法／X線応力測定法／特別なX線応力測定法／音弾性法／磁気ひずみによる応力測定法
3章 残留応力測定法
円筒の残留応力の測定法／板の残留応力測定法／長方形の板の残留応力測定／切裂法による残留応力測定／線材の残留応力測定法／局所ひずみ法
4章 ゆがみの測定
長さ，直線変位の測定／表面あらさ，表面うねりの測定／形状のゆがみの測定／基板のゆがみ，薄膜の内部応力の測定
5章 鋳造応力と鋳物のゆがみ
凝固収縮／鋳造応力とゆがみ／鋳物のゆがみとその対策／薄板のゆがみ
6章 組織不均一のために起る残留応力とゆがみ
予引張りによる残留応力の発生／焼なましによるゆがみの発生
7章 冷間加工によるゆがみと残留応力
単純な変形後のゆがみと残留応力／圧延板のゆがみと残留応力／引抜き，せん断，プレス加工などによるゆがみ／矯正と残留応力／ショットピーニングによる残留応力／切削，研削と残留応力／研磨と残留応力／残留応力の機械的制御と応用
8章 熱処理によるゆがみと残留応力
弾性体の熱応力／粘弾性体の急冷による残留応力／ガラスの強化／鋼の熱処理ひずみと残留応力／表面硬化処理と残留応力／寸法安定化処理／ほう化処理鋼の残留応力
9章 溶接および熱間圧延による残留応力とゆがみ
溶接ひずみ／溶接による残留応力／溶接残留応力の軽減と矯正／熱間圧延による残留応力とゆがみ
10章 合わせ板の熱による変形と内部応力
バイメタルの熱変形／バイメタルの内部応力分布／硬・軟質材複合板の熱変形／鋼合わせ板の熱変形と残留応力／超硬合金接合体の残留応力／セラミックスと金属の接合体の残留応力／薄層サンドイッチシールの残留応力／セラミックス系低融点ソルダーによる接合と残留応力
11章 コーティング皮膜の残留応力
コーティングの方法／ガラスおよびプラスチックコーティング／プラスチックコーティングによるガラスのスポーリング／電着層の残留応力／蒸着膜の残留応力
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