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書籍情報
本書は，工学部電気系学生を対象とした電磁波の入門教科書である．電磁波の基礎的事項は，通常の電磁気学書の後尾1・2章で，専門の電波工学書では冒頭の1・2章に書かれた書が見られるが，いずれも簡単な記述が多く，はじめて学ぶ学生がそれによって電磁波の基礎概念を十分理解することは並大抵のことではない．そこで一般の電磁気学と専門の電波工学の中間にあたる電磁波の基礎的事項をわかりやすくまとめている．抽象的な電磁波の基礎的概念の理解を助けるため，本書では数式演算を詳細に行い結果の解釈を十分にすることで物理的現象の把握ができるよう工夫されている． |
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電磁波の基礎
増補新版
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| A5／196頁 定価（本体2000円＋税） 978-4-7536-5041-5
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| 堤井信力（工学博士） 著 |
 目 次 |
第1章 序論-マクスウエルの方程式と電磁気現象
1. マクスウエルの方程式／2. 静電気と静磁気現象／3. 電磁誘導現象／4. 波動方程式と電磁波
第2章 自由空間における電磁波の基本性質
1. 真空中における平面波の電磁界／2. 偏波と平面波の合成／3. 電磁波のエネルギーとポインティングベクトル／4. 一般媒質中における電磁波の伝播および表皮効果／5. プラズマ中における電磁波
第3章 境界における電磁波の振舞
1. 電磁波の境界条件／2. 境界における電磁波の反射と屈折／3. 定在波／4. 伝送線理論／5. プラズマ境界における電磁波
第4章 導波管および空胴共振器
1. 導波管内における電磁波の伝播／2. 導波管内における電磁波のエネルギーと減衰／3. 空胴共振器の原理とQ値の計算
第5章 電磁輻射とアンテナ
1. スカラーポテンシャルとベクトルポテンシャル／2. 振動双極子からの輻射／3. エネルギーの放出とアンテナ／4. 半波長アンテナ／5. アンテナの配列／6. マイクロ波用アンテナ
第6章 電磁波の発生
1. 電磁波の分類と発生法／2. 磁電管の原理／3. 速度変調管／4. 遅波回路と進行波管／5. メーザとレーザ
第7章 光導波路と光共振器
1. 光の伝送／2. 光導波路／3. 光共振器
第8章 付録―ベクトル解析
1. ベクトルとスカラー／2. ベクトルの演算／3. ベクトルの場とスカラーの場／4. 各座標系別のベクトル表示／5. ベクトルの基礎公式
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