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強誘電体






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書籍情報
本書は定着している古典的な知識を辿るとともに,強誘電体の新しい動向を盛り込んでいる.著者自身が強誘電体の実験的研究に取り組んできたことから,その経験に基づき実験の記述により比重を置いていることが本書の大きな特徴である.強誘電体を学ぼうとする,あるいは取り扱う学生・研究者・技術者にとって,座右に置くべき必携の書である.
物質・材料テキストシリーズ
強誘電体
基礎原理および実験技術と応用
A5/312頁 定価(本体4600円+税) 978-4-7536-2305-1
上江洲由晃(理学博士) 著
まえがき 著者略歴

目 次
I. 均一系としての強誘電体とその関連物質
第1章 誘電体と誘電率
誘電体/誘電現象/誘電体中の電場/誘電分散と複素誘電率/双極子相互作用/デバイ緩和/緩和時間

第2章 代表的な強誘電体とその物性
強誘電体の定義/空間対称性と強誘電性/代表的な強誘電体の例

第3章 強誘電体の現象論
ランダウ理論/自発分極の温度依存性/電気感受率の温度依存性/キュリー定数による強誘電体の分類/比熱の温度依存性/1次相転移の現象論/3重臨界点/チタン酸バリウムの逐次相転移の現象論

第4章 特異な構造相転移を示す誘電体
強弾性体/間接型強誘電体/不整合-整合相転移/反強誘電体

第5章 強誘電相転移とソフトフォノンモード
ソフトモードの概念/ソフトモードと誘電率―LSTの関係式―/BaTiO3におけるフォノンの挙動/スレーターのカタストロフィー理論/ブリユアン帯境界で凍結するモード/量子常誘電体

第6章 強誘電体の統計物理
秩序・無秩序相転移の2状態モデル/イジングモデル/KH2PO4(KDP)のスレーター理論/KDPの理論の発展―プロトントンネルモデル―

第7章 強誘電体の量子論
第1原理計算によるアプローチ
ベリー位相と電子分極/ボルン有効電荷/ペロブスカイト強誘電体における共有結合性の重要さ ―BaTiO3とPbTiO3の強誘電性の違い―

第8章 強誘電性と磁気秩序が共存する物質
マルチフェロイック物質
研究の歴史/磁気点群/電気磁気効果/なぜマルチフェロイック物質は少ないのか―d0問題―/d0問題をもたないマルチフェロイック物質の創成/スピン間の相互作用による強誘電性/マルチフェロイック物質の分域構造

第9章 強誘電体の基本定数の測定法
1 電気的測定
誘電率の測定/D-E履歴曲線の測定/焦電気電流の測定/圧電定数の測定

第9章 強誘電体の基本定数の測定法
2 回折実験,光学実験,分域構造観察法
自発歪みの測定/光学的性質の測定

第10章 強誘電体のソフトモードの測定法
光非弾性散乱法/中性子非弾性散乱

II. 不均一系としての強誘電体とその関連物質
第11章 リラクサー強誘電体
研究の歴史/リラクサーの特徴/リラクサーの組成/リラクサーの誘電特性/リラクサーの結晶構造/リラクサーのモデル/リラクサーのフォノンの挙動/PMNリラクサーの経歴依存性とスローダイナミクス/MPBでの巨大圧電性とその起因

第12章 分域と分域壁
強誘電体と分域構造/フェロイック物質で観測される分域構造の例/分域構造と対称性/分域形成の熱力学/分域成長の運動学/分域の厚さ/分域壁の方位/反位相境界/分域壁および反位相境界における特異な物性/強誘電分域と磁区との違い/分域反転のダイナミクス

第13章 強誘電性薄膜
薄膜成長における基板の重要性/薄膜作成法/基板の表面処理/超格子薄膜/XRDを用いた薄膜評価/薄膜の誘電的性質

III. 強誘電体の応用
第14章 強誘電体の応用
セラミックコンデンサー/不揮発性強誘電体メモリ/擬似位相整合素子

付録
A.1 結晶テンソルについて
A.2 結晶光学
結晶中を伝播する光/屈折率曲面/光の偏光状態の記述/ポアンカレ球



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