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固体の磁性






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書籍情報
本書は世界で最も支持されている磁性物理の初学者向けテキストの1つである.本書の最大の特徴はバランスである.基礎と応用がほどよく盛り込まれ,理論にも実験にも偏ることがなく,容易な事項を中心に知的好奇心をそそる仕掛けがあり,初歩から最先端の研究に至る流れがスムーズにコンパクトにまとめられている.内容は豊富だが,系統的で,かつとても読みやすい.初心者向けでありながら古典的教科書とは異なるオリジナルな展開もあり,原著者の物理教育に対する熱意や思い入れも感じられる.初めて磁性を学ぶ人に「最初に」手に取って欲しい本の1冊である.
固体の磁性
はじめて学ぶ磁性物理
A5/336頁 定価(本体4600円+税) 978-4-7536-2091-3
中村裕之(博士(理学)) 訳/Stephen Blundell 著
まえがき 著者略歴

目 次
第1章 序 論
1.1 磁気モーメント
 1.1.1 磁気モーメントと角運動量
 1.1.2 歳差運動
 1.1.3 ボーア磁子
 1.1.4 磁化と磁場
1.2 古典論と磁気モーメント
 1.2.1 正準運動量
 1.2.2 ボーア-ファン・ルーウェンの定理
1.3 スピンの量子力学
 1.3.1 軌道角運動量とスピン角運動量
 1.3.2 パウリスピン行列とスピノル
 1.3.3 上昇・下降演算子
 1.3.4 2つのスピンの相互作用
演習問題

第2章 孤立した磁気モーメント
2.1 磁場中の1つの原子
2.2 磁化率
2.3 反磁性
2.4 常磁性
 2.4.1 常磁性の半古典的な取り扱い
 2.4.2 J=1/2の常磁性
 2.4.3 ブリユアン関数
 2.4.4 ヴァン・ヴレック常磁性
2.5 イオンの基底状態とフントの規則
 2.5.1 微細構造
 2.5.2 フントの規則
 2.5.3 L-S結合とj-j結合
2.6 断熱消磁
2.7 核スピン
2.8 超微細構造
演習問題

第3章 環 境
3.1 結晶場
 3.1.1 結晶場の起源
 3.1.2 軌道角運動量の凍結
 3.1.3 ヤーン-テラー効果
3.2 磁気共鳴の手法
 3.2.1 核磁気共鳴
 3.2.2 電子スピン共鳴
 3.2.3 メスバウア分光
 3.2.4 ミュオンスピン回転
演習問題

第4章 相互作用
4.1 磁気双極子相互作用
4.2 交換相互作用
 4.2.1 交換相互作用の起源
 4.2.2 直接交換相互作用
 4.2.3 イオン結晶の間接交換相互作用:超交換相互作用
 4.2.4 金属の間接交換相互作用
 4.2.5 二重交換相互作用
 4.2.6 異方的交換相互作用
 4.2.7 連続体近似
演習問題

第5章 磁気秩序と磁気構造
5.1 強磁性
 5.1.1 強磁性体のワイスモデル
 5.1.2 磁化率
 5.1.3 磁場の効果
 5.1.4 分子場の起源
5.2 反強磁性
 5.2.1 反強磁性体のワイスモデル
 5.2.2 磁化率
 5.2.3 強い磁場の効果
 5.2.4 反強磁性秩序の型
5.3 フェリ磁性
5.4 らせん秩序
5.5 スピングラス
5.6 核の磁気秩序
5.7 磁気秩序の測定
 5.7.1 磁化と磁化率
 5.7.2 中性子散乱
 5.7.3 その他の手法
演習問題

第6章 秩序と対称性の破れ
6.1 対称性の破れ
6.2 モデル
 6.2.1 強磁性のランダウ理論
 6.2.2 ハイゼンベルグモデルとイジングモデル
 6.2.3 1次元イジングモデル(D=1,d=1)
 6.2.4 2次元イジングモデル(D=1,d=2)
6.3 対称性の破れの帰結
6.4 相転移
6.5 剛性
6.6 励起
 6.6.1 マグノン
 6.6.2 ブロッホのT3/2
 6.6.3 マーミン-ワグナー-ベレジンスキー定理
 6.6.4 スピン波の測定
6.7 磁区
 6.7.1 磁壁
 6.7.2 結晶磁気異方性
 6.7.3 磁壁の幅
 6.7.4 磁区の形成
 6.7.5 磁化過程
 6.7.6 磁壁の観察
 6.7.7 磁性微粒子
 6.7.8 ストーナー-ウォルファースモデル
 6.7.9 軟磁性・硬磁性材料
演習問題

第7章 金属の磁性
7.1 自由電子モデル
7.2 パウリ常磁性
 7.2.1 初歩的な導出
 7.2.2 局在状態へのクロスオーバー
 7.2.3 実験技術
7.3 自発的にスピン分極したバンド
7.4 スピン密度汎関数理論
7.5 ランダウ準位
7.6 ランダウ反磁性
7.7 電子ガスの磁性
 7.7.1 電子ガスの常磁性応答
 7.7.2 電子ガスの反磁性応答
 7.7.3 RKKY相互作用
7.8 電子ガスの励起
7.9 スピン密度波
7.10 近藤効果
7.11 ハバードモデル
7.12 中性子星
演習問題

第8章 競合する相互作用と低次元性
8.1 フラストレーション
8.2 スピングラス
8.3 超常磁性
8.4 1次元磁性体
 8.4.1 スピン鎖
 8.4.2 スピノン
 8.4.3 ハルデン鎖
 8.4.4 スピンパイエルス転移
 8.4.5 スピンラダー
8.5 2次元磁性体
8.6 量子相転移
8.7 薄膜と多層膜
8.8 磁気光学
8.9 磁気抵抗
 8.9.1 強磁性体の磁気抵抗
 8.9.2 異方性磁気抵抗
 8.9.3 巨大磁気抵抗
 8.9.4 交換異方性
 8.9.5 超巨大磁気抵抗
 8.9.6 ホール効果
8.10 有機磁性体・分子磁性体
8.11 スピントロニクス

付録A 電磁気学の単位
付録B 電磁気学
B.1 磁気モーメント
B.2 真空中のマクスウェル方程式
B.3 自由電流と束縛電流
B.4 物質中のマクスウェル方程式
B.5 境界条件
付録C 量子・原子物理学
C.1 量子力学
C.2 ディラックのブラケット表記
C.3 ボーアモデル
C.4 軌道角運動量
C.5 水素原子
C.6 g因子
C.7 d軌道
C.8 スピン軌道相互作用
C.9 ランデのg因子
C.10 摂動論
付録D 磁性におけるエネルギーと反磁場
D.1 エネルギー
D.2 反磁場係数
D.3 任意の形状の強磁性体
付録E 統計力学
E.1 分配関数と熱力学的関数
E.2 等分配定理
付録F 演習問題の解答とヒント
付録G 記号,定数,便利な等式



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