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遍歴磁性とスピンゆらぎ






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書籍情報
1980年中頃に始まる理論の研究と,それに関連する実験的な研究について解説.遍歴電子磁性の理解の現状を伝える.「スピンゆらぎ」と呼ばれる磁気的なエネルギー励起の自由度が,磁気現象に対して支配的,かつ包括的な影響を及ぼすと考える点が本書の大きな特徴である.
遍歴磁性とスピンゆらぎ
A5/272頁 定価(本体5700円+税) 978-4-7536-2081-4
高橋慶紀(理学博士)/吉村一良(工学博士) 著
まえがき 著者略歴

目 次
第1章 はじめに
1.1 原子の磁性
1.2 絶縁体磁性と遍歴電子磁性
1.3 フェルミ励起とボース粒子的集団励起
1.4 金属電子論の応用―Stoner-Wohlfarth理論

第2章 スピンゆらぎと磁性
2.1 平均場とゆらぎ
2.2 遍歴電子磁性体の磁気ゆらぎ
2.3 ゆらぎの非線形効果
2.4 第2章のまとめ

第3章 遍歴電子磁性のスピンゆらぎ理論
3.1 スピンゆらぎ理論の基本原理
3.2 熱ゆらぎとゼロ点ゆらぎの振幅
3.3 スピン振幅の保存とゼロ点ゆらぎ
3.4 自発磁化の不連続な温度変化
3.5 第3章のまとめ

第4章 磁気的性質へのゆらぎの影響
4.1 基底状態における磁化曲線
4.2 常磁性相における性質
4.3 臨界点における磁化曲線
4.4 磁気秩序相における磁性
4.5 臨界指数のスケーリング則
4.6 第4章のまとめ

第5章 観測される磁気的性質
5.1 スピンゆらぎのスペクトル分布の観測
5.2 基底状態における磁化曲線
5.3 常磁性相で観測される性質
5.4 メタ磁性転移
5.5 臨界温度における磁化曲線
5.6 磁気秩序相における磁気的性質
5.7 第5章のまとめ

第6章 磁気比熱の温度,磁場依存性
6.1 磁気比熱の理論についての問題
6.2 スピンゆらぎの自由エネルギー
6.3 エントロピーと比熱の温度依存性
6.4 磁場中比熱の温度依存性
6.5 比熱に関するまとめ

第7章 磁気体積効果へのスピンゆらぎの影響
7.1 Stoner-Edwards-Wohlfarth理論とスピンゆらぎ補正
7.2 スピンゆらぎの自由エネルギーの体積依存性
7.3 強磁性体の体積歪
7.4 温度領域の違いによる磁気体積効果の特徴
7.5 常磁性体の磁気体積効果
7.6 自発磁化と臨界温度の圧力変化
7.7 磁気体積効果についてのまとめ



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