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 在庫は時期によりまして 変動することがございます |
書籍情報
本書は複素関数論,トポロジー,可換環論などの基礎的な知識をもつ大学4年生から大学院の修士課程の学生を念頭に,複素曲面特異点に関し基礎的な事柄を解説することを目的としている.とくに簡単な具体例について特異点解消の計算や種々の不変量の計算を実行して実験的数学の面白さを味わうことも主な目的である.本書では随所に簡単な類似の具体例の計算を多数配置してあるが,それらの計算を読者が再度行うことで「読者自らが新たな事象の発見を目指せるようになる」ことも意図している.(「序文」より) |
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複素曲面特異点入門
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A5/316頁 定価(本体5500円+税) 978-4-7536-0204-9
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都丸 正(博士(理学))/奥間智弘(博士(理学)) 著 |
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目 次 |
第1章 平面曲線特異点入門 1.1 複素多様体 1.2 ℂ2 のブローアップ 1.3 平面曲線特異点の特異点解消 1.4 平面曲線特異点のパラメーター表示 1.5 局所交点数 1.6 Milnor数とコンダクター
第2章 複素曲面上の因子 2.1 正則直線束 2.2 リーマン面と代数曲線 2.3 複素曲面上の因子と交点数
第3章 解析空間 3.1 解析的集合と解析空間 3.2 正規解析空間と正規化 3.3 商空間
第4章 正規曲面特異点と特異点解消 4.1 例外集合の交点行列・双対グラフ・リンク・最小特異点解消 4.2 例外集合上のサイクル・基本サイクル 4.3 基本種数・算術種数・Gorentein性 4.4 巡回商特異点と藤木解消法 4.5 zn=uavb (n≥2)の正規化と特異点解消 4.6 zn=f (x,y)の特異点解消 4.7 特異点解消定理
第5章 正規ℂ*-曲面特異点―具体例で学ぶ― 5.1 正規ℂ*-曲面特異点と擬斉次多項式 5.2 正規ℂ*-曲面特異点のℂ*-特異点解消 5.3 正規ℂ*-曲面特異点のDPD構成 5.4 有理2重点(Klein特異点)
第6章 コホモロジーと不変量 6.1 サイクルとコホモロジー 6.2 幾何種数と重複度 6.3 有理特異点 6.4 楕円型特異点 6.5 スプライス商特異点
第7章 代数曲線の退化族と複素曲面特異点 7.1 曲線の退化族とKodaira特異点 7.2 特異点解消の退化族への埋め込み 7.3 曲線のℂ*-退化族と正規ℂ*-曲面特異点 7.4 虚数乗法をもつℂ*-楕円曲線族とArnol'd の14例外型特異点
第8章 付録:層とコホモロジー 8.1 層 8.2 層係数コホモロジー群
参考文献
総索引 欧字先頭語索引
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