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  | 書籍情報
 本書は主として,塑性論研究の第II期と位置づけられる1960年代から1980年代までの成果をまとめる形で執筆された.未だ多くの問題は未解決であり,定量的にも定性的にも課題は少なくないが,21世紀に入ってからの研究手法の進歩により予感される第III期の到来を見据え,結晶塑性論に対する若い研究者の関心を喚起し,未解決問題の解決に挑戦するきっかけとなるよう著者が著した好著である.
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  | 関連情報
 【正誤表および内容改訂】(PDF)
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| 結晶塑性論 多彩な塑性現象を転位論で読み解く
 
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| A5/300頁 定価(本体4800円+税) 978-4-7536-5090-3 |  
	| 竹内 伸(理学博士) 著 |  
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  目 次 |  
 第1章 結晶と力学的性質 1.1 結晶構造
 結晶の対称性とさまざまな結晶/結晶方位
 1.2 結晶の力学的性質
 応力と歪み/力学的性質試験法/応力-歪み曲線/結晶の弾性
 第2章 塑性変形の原子過程
 2.1 さまざまな変形機構
 原子の拡散/すべり/格子変形
 2.2 原子拡散による塑性変形
 ナバロ-へリングクリープ/コブルクリープ
 2.3 格子変形による塑性変形
 双晶変形/熱弾性マルテンサイト変態と超弾性および形状記憶効果/磁場誘起塑性変形
 2.4 変形機構図
 第3章 転位という概念の誕生
 3.1 結晶の理想強度
 3.2 転位とその移動
 3.3 バーガース・ベクトルとすべり系
 3.4 転位芯
 Hollow dislocation/転位芯構造の再構成/転位芯偏析
 3.5 転位の観察
 エッチピット法/透過電子顕微鏡法/高分解能電子顕微鏡法
 第4章 転位の弾性論
 4.1 弾性体の力学
 4.2 直線転位の周りの応力場,弾性エネルギー
 らせん転位/刃状転位/混合転位/バーガース・ベクトルの制約,転位反応,転位の拡張
 4.3 転位の運動方程式
 転位に働く力/転位の有効質量/転位の線張力/転位の自由運動に働く摩擦/転位の運動方程式
 第5章 結晶の降伏
 5.1 転位の増殖
 5.2 転位の運動障害:熱的障害と非熱的障害
 5.3 転位の熱活性化運動
 5.4 結晶の降伏
 歪み速度の表現/転位の移動度/増殖支配の降伏と移動度支配の降伏/ウィスカーの強度
 5.5 ジョンストン-ギルマンの降伏理論
 5.6 熱活性化解析
 第6章 単結晶と多結晶のすべり
 6.1 分解せん断応力とシュミットの法則
 6.2 単一すべり,多重すべり,交差すべり
 6.3 多結晶のすべり変形とフォン・ミーゼスの条件
 6.4 多結晶の降伏応力
 ホール-ペッチの関係/逆ホール-ペッチ則
 第7章 パイエルス応力とパイエルス機構
 7.1 パイエルス-ナバロ近似とパイエルス応力
 オリジナルパイエルス-ナバロモデルとその改良/P-Nモデルの一般化とP-N近似の問題点
 7.2 パイエルス機構による塑性変形
 スムーズキンクとアブラプトキンク/スムーズキンクの場合のキンク対形成/スムーズキンクの場合のパイエルス機構による塑性変形/アブラプトキンクの場合のキンク対形成
 7.3 パイエルス応力の実験値
 第8章 転位間相互作用と加工硬化
 8.1 転位間相互作用
 平行な転位間の相互作用/林転位との相互作用/ベイリー-ハーシュの関係
 8.2 転位の消滅
 らせん転位の消滅/刃状転位の消滅
 8.3 各種結晶の加工硬化
 単結晶の加工硬化/多結晶体の加工硬化
 8.4 転位組織
 8.5 加工硬化機構
 転位密度と応力の関係/コットレル-ストークスの法則/加工硬化理論
 第9章 析出・分散硬化
 9.1 析出強化と分散強化
 析出粒子と分散粒子/析出過程と硬化過程
 9.2 転位と析出・分散粒子の相互作用
 整合粒子と非整合粒子/整合粒子と転位との相互作用/非整合粒子と転位との相互作用
 9.3 整合粒子による硬化
 析出粒子と転位との相互作用で決まる降伏応力 ―フリーデルのモデル―/フリーデルのモデルの修正/降伏応力
 9.4 非整合粒子による硬化
 9.5 加工硬化
 第10章 固溶体硬化
 10.1 固 溶 体
 10.2 転位と固溶原子の相互作用
 弾性的相互作用/電気的相互作用/化学的相互作用/短距離規則性との相互作用
 10.3 固溶体硬化理論
 点障害理論とその限界/固溶体硬化の統計理論/固着理論/bcc金属の固溶体硬化(軟化)理論/ポートヴァン-ルシャテリエ効果
 10.4 実験結果
 fcc金属固溶体およびhcp金属固溶体/NaCl型イオン結晶固溶体/bcc金属固溶体
 第11章 高温転位クリープ
 11.1 純金属型と合金型
 純金属型クリープ/合金型クリープ
 11.2 転位組織および内部応力解析
 転位組織/ベイリー-オロワンの関係/クリープ機構解明のための実験
 11.3 定常クリープ変形機構
 増殖支配クリープと移動度支配クリープ/純金属型の定常クリープの機構/合金型の定常クリープの機構
 第12章 特殊塑性現象(I)
 12.1 bcc金属単結晶の異方塑性
 異方塑性/bcc金属の変形機構
 12.2 金属間化合物の異常塑性
 金属間化合物/金属間化合物の塑性の特徴/規則構造中の転位の特徴とself-trapping/異常塑性の例
 12.3 ゴムメタル
 特異な諸物性を示す合金の開発/機械的性質の機構
 第13章 特殊塑性現象(II)
 13.1 光照射硬化
 13.2 励起促進転位運動
 半導体中の転位移動度の特徴と励起促進運動/励起促進効果の機構
 13.3 極低温の塑性と超伝導遷移効果
 転位のトンネル運動/超伝導遷移効果
 13.4 その他の効果
 磁気塑性効果/電流塑性効果/音波塑性効果
 
 
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